【第3回】当たり前は、本当に当たり前なのか?
チームのメンバーを評価するときに私が、いちばん大切にしている考え方は、「当たり前なことなんてない」です。
これ、できて当たり前のことのようで、なかなか実践は難しいんです。
給料を貰ってるんだから、これくらい我慢するのは当たり前。そのポジションならこれくらいできて当たり前。上司なんだから、部下のケアは当たり前。
これら全部、できて当たり前!なんでこんな簡単なことができないんだ!!と怒ることが多くありませんか?
でも、ちょっと待ってください。
全部できてないことだから、当事者にとっては当たり前なことではないかもしれない、と思うだけで対応を変えられます。一緒に課題を解決してあげることで、信頼を得ることができるかもしれません。
自分に対しての当たり前も、捨ててしまいましょう。たいていの自分に対しての当たり前は、甘えだったりしませんか?
自分はこのポジションだから、これはやらなくて当たり前。ちゃんと教わっていないから、できなくて当たり前。
この「当たり前なことなんてない」を仕事以外でも使ってみてください。対人関係の課題がすんなり解決するかもしれません。