【第7回】リーダーにいちばん必要なものってなんだろう?〜後編〜
何故、一度やると決めたことを状況が悪くなった途端に簡単に辞めてしまえるんだろう?
これが、最初にたちはだかった壁です。なので、しばらく同じことを繰り返しました。流石に何度も繰り返せば気づくこともあります。それは、リーダーとしての自覚が無いのではないか?と言う気づきでした。
これ、正解だと思いますか?
結論から言ってしまうと間違いでした。では、何が問題だったんでしょうか?答えはとてもシンプルだったんです。
忙しかった当初、それを解決するためにリーダーが必要だった。本当にそれでよかったんでしょうか?
まず1つ目の気付きは、忙しいからリーダーが必要になるんのではなくて、事業をスケールさせるためにはリーダーが必要で、リーダーを養うためには、忙しいほどの仕事が必要ということです。
もう一つは、リーダーであるという決意と自覚が必要だと言うこと。
「当たり前」だと思った方、その通りなんです。でも、当たり前のことって当たり前にされていることが少ないと思いませんか?
前回の途中で辞めてしまった彼は、リーダーとして決意していなかったのでしょうか。私の判断は、「なかった」です。
何故なら、彼は頼まれてリーダーになったからです。
頼まれてなったときと条件が変わってしまったから、割に合わないと判断してモチベーションが一気に下がって退職という道を選びました。
まず、忙しさのピークでリーダーを作ろうとしたこと、そのため急がなければならずお願いしてリーダーになってもらったこと。これが、私が見つけた答えです。ではどうすればいいのか?
リーダーの素質があるメンバーに、自分の口からリーダーになりたい!と言ってもらうことです。
これだけで、多少の困難にはゆるぎもしない決意がメンバーに生まれ、簡単に辞めるようなことがなくなります。
どうやって、本人に決意させるのか、それはまた別の機会にお伝えしますね。